(7-4) ”最適長期ポートフォリオ”の運用開始

 “最適長期ポートフォリオ”は3年間に亘る分散投資と3年間以上の長期運用(合計6年を越える投資期間となる)が大原則である。退職金など多額の運用資産を持つ人の場合は、マネーフロー表から算出した“最適長期ポートフォリオ”に投入できる金額を36ヶ月に等分し、毎月1回ずつ金融商品を「計画」に従って購入する。全資金を短期間に投入して、その投入時期の運が悪ければ、大きな評価損を抱え込んでしまう。従って、景気よく元気にドーンと資金投入をしてはならない。一方、蓄積資産がまだ無い若手現役サラリーマンなら、毎月の投資可能金額を月1回「計画」に従って金融商品をチマチマと購入する。このチマチマと投資金額を積上げて行くことこそ最高の分散投資であり、資産運用の王道である。

 一方で、リバランスは大きな金額のファンド売買を一気にドーンと実行する。半年毎のリバランスのときには、リターン、リスク、相関係数の計算をやり直し、それに基づいてその時点における“最適長期ポートフォリオ”を計算する。リバランスは、投資金額比がこの新しい“最適長期ポートフォリオ”になるように実施する。なお、このブログでは、2ヶ月ないし3ヶ月に一度程度の頻度で、日債(日興BPI)、外債(Citigroup WGBI)、日株(MSCI JAPAN)、外株(MSCI KOKUSAI)、EM株(MSCI EMERGING MATKETS)の5クラスの指数のリターン、リスク、相関係数を計算しなおし、最新の“最適短期ポートフォリオ”と“最適長期ポートフォリオ”を更新しようと考えている。

 ここではまず“最適長期ポートフォリオ”投資をこれから始める場合を想定する。2009年11月末に算出された“最適長期ポートフォリオ”は、
    日債=STAM国内債券インデックス・オープン      34%
    外債=STAMグローバル債券インデックス・オープン   20%
    日株=STAM TOPIXインデックス・オープン      0%
    外株=STAMグローバル株式インデックス・オープン    0%
    EM株=STAM 新興国株式インデックス・オープン     46%
である。なお、アセットアロケーションの有効数字はせいぜい2桁程度と考えておくのが良い。そこで、2009年12月から2010年5月までの半年間はこの投資金額配分比を採用する。この半年間の各月に1回、例えば毎月末、その月の投入予定金額を上記配分比に従って5つのインデックス・ファンドに配分して購入する。毎月の投入金額が少なくて5つのインデックスファンドを毎月購入できない場合は、2ヶ月、3ヶ月おきにそれぞれのファンドを購入して、全体として所期の投資金額比のポートフォリオになっているようにしても良い。

 退職金など纏まったお金をもつ年金生活者はこのようにして3年間を経過したら分散投資が完了し、以後はリバランスと必要に応じた運用資産取崩しを行うことになる。纏まったお金の無い現役若手サラリーマンは新規運用金を月々投入して資産を増やしてゆきながら、半年毎にリバランスを繰り返すことになり、子供の教育費や豊かな老後生活に備える。 (2009/12/31/UP)

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