(20-25). 2011年2月のポートフォリオへの2012年2月リバランスの効果

過去の2回のポートフォリオのパーフォーマンスを調べ、今採用しているポートフォリオ構築方法が本当に妥当か否かを調べる。

 まず、2011年1月末までのデータから求めた統計パラメータ(20-3節; http://williberich.at.webry.info/201103/article_3.html )を使い、(20-14)節に述べたポートフォリオ構築方法(http://williberich.at.webry.info/201202/article_1.html )を適用して2011年2月のポートフォリオを作ると、表20-25-1のようになる。

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   (表をクリックすると大きな表が出てきます)

  表20-25-1のポートフォリオのアセットアロケーションに従って2011年2月末日にeMAXISシリーズのインデックスファンドを購入したと仮定して、その後の毎月月末の評価額の推移を追って図20-25-1に示した。図20-25-1において、実線は投資後2012年8月末までリバランス無しでそのまま各投信を保有し続けた場合の評価額の推移を示した。

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   (図をクリックすると大きな図が出てきます)

  2011年2月末投資で開始したポートフォリオに対して、2012年2月末にリバランスした場合の評価額推移を2012年2月末以降に対してプロット点印付き点線で示した。
リバランスは、2011年2月末アセットアロケーション(表20-25-1)を「前回配分比」と表し、2012年2月末アセットアロケーション計算値(表20-14-2; http://williberich.at.webry.info/201202/article_1.html )を「今回配分比計算値」とし、両者の加重平均で「今回目標配分比」と表したとき、
  「今回目標配分比」=α×「前回配分比」+(1―α)×「今回配分比計算値」
   α=0.75
とした。この「今回目標配分比」を2012年2月末のリバランス先として選んだ。株式投資の投信の売却益は10%課税されるが、図20-25-1のリバランス計算にはこの課税を含めてない(計算が面倒になるため)。この2012年2月末のリバランスの結果、細かく言うと短期ポートフォリオのパーフォーマンスは僅かに改善し、中期ポートフォリオではリバランス有無で差は出ず、長期と超長期ではリバランスによりパーフォーマンスは僅かに悪くなっている。図20-25-1の実線と点線の比較から明らかなように、2012年2月末のリバランスの有無によって各ポートフォリオのパーフォーマンスに実質的には大きな差は出てない。がしかし一応、リバランスはした方がいいと考えておくことにする。

 運用期間別ポートフォリオのパーフォーマンスは、短期のものは評価額変動が小さくて且つ元本割れからの回復が早い。中期<長期<超長期の順に各ポートフォリオの評価額変動幅は大きくなっており、そして評価損からの回復も遅い。これは所期の通り、短期<中期<長期<超長期の順にハイリスク(そしてハイリターンの筈であるが、「ハイリターン」の方は図20-25-1では、追跡期間が短過ぎるために確認できてない。ここ1年半の世界の経済状況が悪化低迷したため、超長期ポートフォリオでは元本割れがまだ続いている)のポートフォリオが組み上がっている証拠であると考えている。つまり、ここで採択している金融商品指数の統計パラメータ(μ、σ、相関係数)の評価法やポートフォリオの構成方法は、間違ったものではなく、むしろ概ね妥当なものになっていると判断できる。
(2012/9/16/UP)

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