20-52. 外貨MMF税制変更対策。その2:クロス取引の手順

 前の「20-51. 外貨MMF税制変更対策。その1:クロス取引する?しない?」の記事( http://williberich.at.webry.info/201509/article_1.html )での検討により、US$MMFを円決済でクロス取引をすると判断したとする。ここでは、そのような円決済クロス取引の手順について考える。
 なお、2016年以降も外貨MMF保有を現状のまま保ち、かつ節税をする場合は、前の「20-51. 外貨MMF税制変更対策。その1:クロス取引する?しない?」の記事( http://williberich.at.webry.info/201509/article_1.html )の項目(A)を参照する。


円決済での外貨MMFクロス取引の方法:

 外貨MMFを現に保有している証券会社(「旧口座」と呼ぶ)の他に、外貨MMFを預けていない証券会社(これを「新口座」と呼ぶ)を用意する。クロス取引全体としては、旧口座の外貨MMF全額を数回に等分して順次売却し、そのお金を順に新口座に移して外貨MMFを買い進めて行き、年末には旧口座で保有していたのと同程度の額の外貨MMFを新口座で持つようにする。

 まず旧口座の外貨MMF売却を、例えば、11日間隔で進めることにする(7日間隔はいつも同じ曜日になるので避けた)。年内に残された日数はほぼ90日、90÷11=8.2 なので、8回に分けて、原則として11日間隔で外貨MMFを売却して円貨にする。このとき毎回の売却量は、クロス取引開始前の外貨MMF保有全量を外貨表示で等分したものにする。決して円評価額での等分はしない。もし円評価額で等分して売却すると、為替レートが外貨高のときに外貨MMFを少量売却し、外貨安のときには多量の外貨MMFを売却することになるので、賢い等分売却法ではない。

 現有US$MMFの分割売却開始の数日後から、新口座での外貨MMF購入を始める。外貨MMF購入も、売却と同じ回数で進める。外貨MMFの売却日と購入日を4-6日位ずらし、この間に旧口座から新口座へ円貨を移動する。しかし、毎回の外貨MMF購入量は、円表示で同金額となるようにする。つまり、毎回の外貨MMFの購入量は、クロス取引開始前に保有していた全ての外貨MMFの円表示評価額の等分値になるようにする。そうすると、外貨高なら少量の外貨MMFを、また、外貨安なら多量の外貨MMFを購入できる。いわゆる「ドル・コスト法」そのものである。そして、上のパラグラフで説明した、売却時に外貨表示金額で等分する方法は、「”売却に対する”ドル・コスト法」に相当する。この目的のために、クロス取引開始の前に、少し余分の円貨(一回の取引金額の1/20程度の円貨で充分かと推測する)を新口座に用意しておくことが必要かもしれない。

 外貨MMFクロス取引に割く手間暇を少なくしたければ、分割売買回数をもっと少なくすればいい。
(2015/9/27/UP; 2015/10/2/外貨決済クロス取引を考慮する文章に改変)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック