(20-66) 「野村つみたて外国株式投信」と「SMT世界経済インデックス・オープン」の半々組み合わ

資産は平均並みの成績の運用でいいから手間暇は掛けたくないという場合、或いは資産運用実行者の死亡後に残された者達が引き継ぎに困らないようにしたい場合、なるべく単純明快なポートフォリオで資産を運用することが望ましい。

2018年から始まる「つみたてNISA」制度にも、また一般の特定口座でも使える単純明快ポートフォリオとして、「野村つみたて外国株式投信」と「SMT世界経済インデックス・オープン」を1:1の評価額比で組み合わせることを考えた。このポートフォリオをここでは「野村SMT半々」と呼ぶことにする。

このポートフォリオの要点は、 1)日本、先進国、新興国それぞれの株式と債券に投資し、そのアセットアロケーションの目安は「SMT世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」とする; 2)「野村つみたて外国株式投信」の低い信託報酬率(税込0.2052%)の恩恵に預かりたい;この二点である。

「野村つみたて外国株式投信」と「SMT世界経済インデックス・オープン」の2017年11月時点の目論見書を基に計算すると、「野村SMT半々」の投資先は
日本債券:先進外国債券:新興国債券:日本株式:先進外国株式:新興国株式
   =1.5:13.75:9.75:1.5:57.4:16.1
となる。「野村SMT半々」の税込信託報酬率は0.3726%となり、留保分は0.05%となる。

一方、目安とした「SMT世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」の投資先は
日本債券:先進外国債券:新興国債券:日本株式:先進外国株式:新興国株式
   =1.5:13.75:9.75:4.5:41.25:29.25
であり、その税込信託報酬率は0.5940%であり、留保分は0.1%である。

つまり、ほぼ同一のアセットアロケーションでありながら、「SMT世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」に較べて「野村SMT半々」の方が税込信託報酬率は0.2214%、留保分は0.05%低くなる。この運用経費の差を重視すると、「野村SMT半々」ポートフォリオを採用することになる。この程度の経費差は無視してポートフォリオを簡単にすることを選べば、「SMT世界経済インデックス・オープン(株式シフト型)」だけで資産運用ということになる。


画像
(図をクリックすると大きな図が出ます)


ここまで検討したのでついでに、「野村つみたて外国株投信」と「SMT 世界経済インデックス・オープン(債券シフト型)」の半々ポートフォリオも検討し、図20-66-1に書き込んでおく。

時の経過とともに新しいタイプの投資信託や運用経費の低い投資信託が出てくる。それらをどんどん利用してゆくにつれて保有投資信託の構成はどんどん複雑になる。整理しようとして昔の投資信託を売却すると収益の20%余りが税として抜かれて、これはその後の運用成績を低めてしまう。分かり易いポートフォリオへの改編とそれに伴う課税による収益率低下のバランスを取るのが難しいが、避けては通れない。
(2017/12/2/UP)

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