(20-67) 定口数定期売却設定の開設:SBI証券への要望

SBI証券は大変便利であるが、投資信託の定期売却が定金額取得の設定(たとえば、毎月初めに10万円を得るように投資信託を定期売却するような設定)しかない。定期売却に「定口数」売却の設定を開設してほしい。つまり、投資信託を毎月、例えば「1万口」を、定期的に自動売却できるようにしてほしい。

投資信託の基準価格は”ランダムに”変動し続けている。これを一定金額を得るように定期売却する場合、基準価格が下がった時は多くの口数の投資信託を売却し、逆に基準価格値上がり時には少ない口数を売ることになる。つまり、投資信託を安値で沢山売り、高値で少しだけ売ることになり、この売却法は良いものではない。

ランダムな値動きのものを売却する合理的な方法は、一定口数を定期的に売却することに尽きる。そうすれば長期間で見ると、平均価格で売ったことになる。

現役期間はインデックスファンドの”定額”積立購入、引退後は蓄積したファンドの”定口数”定期売却、これが「平均」で満足するインデックスファンド利用者の資産運用・利用方法である。

具体的に数値を当たってみる。「SMT 新興国株式インデックス・オープン」を2017年の毎月末に定期売却したものし、定額で設定した場合と定口数で設定した場合のそれぞれについて、売却者が得る年間総金額(税引前)を比較してみると次のようになる。(末尾の注参照)

(1) 毎月末に10万円(税引前)を得るように売却すると、2017年1年間で合計468,531口を売ることになる。1年間で得た税引き前の金額の総計は勿論1,200,000円である。
(2) 上の468,531口を12等分した39,044口を2017年の毎月末に売却すると税引き前の金額の年間合計で1,207,596円を得る。

上の例の場合、定口数売却の方が、定金額売却よりも 7,596/1,200,000 = 0.63% 多くの金額を得ることができた。基準価格変動幅が大きいほどこの差は大きくなる。そして複数回にわたる定期売却の場合、
 定額売却で得る総金額 ≦ 定口数売却で得る総金額
の不等式は常に成立する。

というわけで、SBI証券に、定口数定期売却設定の開設を是非ともお願いしたい。

なお、投資信託の一定口数の定期売却は、購入時のいわゆる「ドル・コスト法」の考え方の裏返しであること、そして、一定金額での積立購入と、一定口数での定期売却を合わせて、「原資均分法」と表現する方が望ましいことを以前の記事(http://williberich.at.webry.info/201603/article_1.html)で説明した。興味のある方はそちらも見て頂きたい。

注:「SMT 新興国株式インデックス・オープン」の毎月末基準価格は、「ヤフー ファイナンス」のホームページで上の投資信託名を入力して「株価検索」し、「時系列データ」タブを開け、「2017年1月1日」から「2017年12月31日」までの「月間」データを「表示」させると、得ることができる。

(2018/2/1/UP)

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