(7-3) “最適短期ポートフォリオ”の運用開始

 マネーフロー表が出来、インターネットとパソコンの環境も整い、ネット銀行・ネット証券会社に口座も開いたら、いよいよ資産運用の開始となる。勿論、ロ-ンも完済していること。

 まず、生活防衛資金と3年以内の貯蓄取崩予定金額を合わせた額を6ヶ月ないし1年の普通定期預金(証券会社の円建てMMFも選択肢の一つ)でもつ。ネット銀行の方が高金利なのでお勧めである。その残りのお金を、リスク金融商品で運用することになる。運用の大原則は、投資先の最適化と分散、そして大儲けを狙わない(狙って失敗すれば、経験豊かで有能な金融マンを擁した山一證券やリーマンブラザーズのような巨大金融機関すら倒産する。個人の場合は悲惨な老後)。この世にうまい話は無い。あるのは堅実で順当な収益のみと心しておこう。

 “最適短期ポートフォリオ”は半年間以下の投資時期の分散(最適短期ポートフォリオの場合は、投資時期分散は不要;投資時期分散による投資期間短縮の損失の方が大きい)、3年間以上運用が基本である。マネーフロー表から算出した「最適短期ポートフォリオ」に投資すべき金額を3等分し、毎月末にその3分の1ずつの金額のSTAMインデックスシリーズのファンドを「金額購入」で金額を指定して買う。通常、各ファンドは1万円以上の1円単位の金額で購入できる。各月の購入は、全保有ファンドの評価額の比率が下記の率に近くなるように、購入予定金額を分配する。2009年12月時点の“最適短期ポートフォリオ”のアセットアロケーションは
  日債=STAM国内債券インデックス・オープン      91%
  外債=STAMグローバル債券インデックス・オープン   1%
  日株=STAM TOPIXインデックス・オープン     1%
  外株=STAMグローバル株式インデックス・オープン  1%
  EM株=STAM 新興国株式インデックス・オープン    6%
となる。

 運用開始の3ヶ月後には、“最適短期ポートフォリオ投資”の第一段階は完了する(計画金額の投資完了)。これ以降は、半年毎に各ファンドの評価額を調べ(「ヤフー ファイナンス」 のホームページが便利)、必要に応じて上の評価金額比になるように、半年に一度ファンドの売買を行う(この操作をリバランスと言う)。

 投資開始の3年目以降、短期ポートフォリオに関しては一種の定常状態が出来上がっている。このときの運用資産と現金の間のお金の流れは、考え方の上では原則として
  “現金・預金” ←→ “最適短期ポートフォリオ投資”   ←→ “最適長期ポートフォリオ投資”
である。

 なお、“最適短期ポートフォリオ”における日本債券への投資比率は極めて高いので、日本国債時価の急落(国債利率の急騰)があると大きな被害を受ける。最近30年間余りのデータを見ると、日本国債時価の急落は起こりそうに無いけれども、国債発行残高がGDPの200%にもなると多少不安である。一応、日本国債の金利動向には注意しておき、もし金利急騰(国債時価の急落)が起きたら、「STAM国内債券インデックス・オープン」を売却する方が良いであろう。 (2009/12/28/UP)

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