(6-4) 最適長期ポートフォリオのリバランス

 2009年11月末時点において算出された「最適長期ポートフォリオ」は、日債:外債:日株:外株:EM株 = 34:20:0:0:46 の金額比であって、日本株も先進外国株も“投資価値なし”という計算結果である。半年毎にリバランスする計画なので、2009年12月の現時点では、この驚くような“統計のみに依存した判断”に従うことにする。

 その上でリバランスは、
  株高なら、日債:外債の比を保ちながら、EM株投資を減額し、債券投資に廻す
  株安なら、日債:外債の比を保ちながら、債券投資を減額し、EM株投資に廻す
  円高なら、EM株投資は保持しながら、日債投資を外債投資に廻す
  円安なら、EM株投資は保持しながら、外債投資を日債投資に廻す
のように投資先金額配分を変化させることにする。最適長期ポートフォリオのリターンと株価ズレ率との相関の方が為替ズレ率との相関よりも強いので(6-2節参照)、株価ズレ率への対処を優先する。このようなリバランス法を「動的リバランス」と呼ぶことにする。

 1998年10月に100万円投資した後、幾つかのリバランス法を用いながら運用した場合を使って、「最適長期ポートフォリオ」にたいする様々なリバランスの効果のシミュレーション結果を図6-4-1に示す。
画像
   (図をクリックすると拡大図が出てきます)

 リバランス無の運用(黒線)では評価額の変動幅が極めて大きい。その上、2009年10月末時点での評価額はリバランスありの場合に較べて低い。次に、投資当初からずっと半年毎のリバランスの度に当初の投資金額比に戻すようなリバランス(固定比リバランスと呼ぶことにする)実施した場合(赤線)は、評価額変動幅は小さくなり、なおかつ2009年10月末時点での評価額は最も高い。

 一方、動的リバランス(青線)は、固定比リバランスに比べて成績が良くない。計算間違いがあるのでは無いかと思うくらいである。

 かくして、長期ポートフォリオのリバランスは固定比の伝統的なリバランスが良いようである。(2009/12/11/UP)(2009/12/24/修正)

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