(20-29).2013年年央のポートフォリオ計算

 この記事の表20-29-2に纏めたポートフォリオ、ならびに各ポートフォリオに適した運用期間を一部改訂し、次の記事 (20-30. 2013年7月構築ポートフォリオの再検討と改訂) に改めて記載し直しました。なお、表20-29-2以外の部分には修正はありません。

 2013年年初のリバランスから半年が経過し、次のリバランスの時期が来たので、ポートフォリオを検討するが、その前に、本年年初に構築したポートフォリオのこの半年間のパーフォーマンスを見ておく。2013年1月7日に表20-28-2のポートフォリオのアセットアロケーションに従ってeMAXISシリーズインデックスファンドを購入していたら、2013年6月末(2013/6/28)時点の運用実績の年利換算値は次のようになっている:

ポートフォリオ(年利期待値) 運用実績
短期 (1.11%)         3.50%
中期 (3.02%)         11.7%
長期 (4.00%)         18.0%
超長期 (5.24%)         26.4%

2013年前半における各ポートフォリオのパーフォーマンスの良さ(概ね、実績=μ + 1.8 σ)は、リーマンショック後の世界的な株価回復傾向とそれに伴う円安傾向(ミセスワタナベ効果?:先進外国の景気が良くなると、日本国内の低金利・低利回りに嫌気のさしている国内個人資産が海外投資の為に円を売り始めるので円安・ドル高になる?)の反映により、リスクがかなりポジティブ側に振れているためである。調子がいいからと急速に投資額を増やすのは良くないと自戒。資産運用のキーワードは、長期運用、できるだけ合理的な投資先分散、そして機械的な投資時期分散(積立投資)であることを肝に命じておく。目指すのは、運用資産現金化の際には元本割れしてないこと、その上で定期預金や個人向け国債よりは少し良い利回りとなっていること。

 恒例に従って、まず国内債券、先進外国国債、日本株、先進外国株、EM(新興国)株、ならびに$/¥と€/¥の為替レートの平均値の長期履歴を縦軸対数目盛のグラフで見ておく(図20-29-1;縦軸を対数目盛にする理由は(http://williberich.at.webry.info/200906/article_1.html )参照)。なお、この図の指数は全て円建ての値に換算されている(図のタイトル部に書いてある通りですが、念のため)。

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   (図をクリックすると拡大図が出ます)

 図20-29-1のグラフの太線部分(現時点から過去に向かって、指数倍率の対数の経時変化が基本的に直線周りに分布しているとみなせる範囲)のみを使って、これまで使ってきた統計パラメータ計算方法(http://williberich.at.webry.info/201103/article_3.html )を使って統計パラメータを求めて、表20-29-1に纏めた。

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   (表をクリックすると拡大された表が出ます)

 2011年年初以来、半年ないし1年毎に求めてきた金融商品の円建て指数の統計パラメータの推移を図20-29-2に示した。国内債券、先進外国国債、日本株、先進外国株、新興国株の対数正規分布統計パラメータのσ-μ平面上のプロット位置は、2011年年初から2013年年央までほぼ不変であるが(これは当たり前のこと)、でも国内債券と国内株のリターンは僅かに上昇傾向を示し、一方、先進外国国債、先進外国株、新興国株のリターンは僅かな低下傾向を示している。

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   (図をクリックすると拡大図が出ます)

 図20-29-2に歴然と示されているように、日本株のリターンは負であるから、合理的なポートフォリオには日本株が含まれない。また、先進外国株と新興国株のパラメータを比べると、両者のリターン(μ)は同一であるが、新興国株のリスク(σ)は前者よりも格段に大きい。更に表20-29-1は、両者の相関が強い(ρ=0.81)ことを示している。従って合理的なポートフォリオには新興国株も含まれないと予測される。かくして、合理的ポートフォリオは、国内債券、先進外国国債、そして先進外国株の三つのインデックスファンドだけで構成されると見込まれる。

 表20-29-1の統計パラメータに基づき、従前と同じ方法(http://williberich.at.webry.info/201301/article_2.html )を使って運用期間別ポートフォリオを組み立てると表20-29-2のようになった。運用期間別に組み立てたすべてのポートフォリオが、定期預金(無リスク商品)と国内債券、先進外国国債、そして先進外国株の三つのインデックスファンドだけで構成される。そこで、日本株、内外RIET、ならびに新興国の債券と株式への分散投資を含めるために、超長期ポートフォリオには25%のeMAXISバランスファンド(八資産均等分散型)を無理やりに含めた。

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   (表をクリックすると拡大された表が出ます)

(2013/7/2/UP)(2013/7/8/文章一部手直し)(2013/7/13/改訂する旨4記載)

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